とりあえずでいいじゃない

SUNLESS RISE “ULTIMACY”

ロシア(*´∀`)  ロシア(*´∀`)
 
今回は、2006年に結成されたメロディックデスメタルバンドの SUNLESS RISE です。あたすの大好物です、はい

「メロディックデスメタルバンド」って打ち込むと、ようやくそのまま一発でカタカナ変換してくれるようになりました。ボクの勝ちです☆
「メロディックです、メタルバンド」と変換されたタイプミスも今となってはよき思い出です

彼らの元々の出身地は西シベリアといわれる地域の、チュメニ州トボリスクです。地元で活動していて、後にサンクトペテルブルグに拠点を移しました

「西」シベリア地域とは言っても、まぁ広いの何のって感じで
トボリスクは位置的にはロシアの「中部」です
地球儀や地図に載っているロシアのちょうど真ん中あたりにあります。
ロシア中部の西シベリア…愛知県にある西三河みたいなもんでしょうか
愛知のみなさん、違っていたら教えてください

トボリスクはトボル川とイルティシ川の合流地点に位置し1587年につくられた都市です。1708年から1882年までシベリア総督府がおかれ、ロシア人による初期シベリア植民の中心地として栄えた商業都市のようです。

トボリスクの場所は一応…

ここです。
ほとんどの日本人が、生きている内に訪れることはなさそうですね
逆に、そういう地域に行ってみたくなる今日この頃ですが

まぁでも、彼らにしてみれば国内ですもんね
ちなみにですが、トボリスクとサンクトペテルブルグは約2800km
車で片道ざっと38時間ほどになります。これはもう、お盆でも年末年始でも、里帰りを遠慮したくなる距離ですね…
日本列島がほぼすっぽり入りそうな勢いですし…

初めてトボリスクという地名を目にする方も多いかもですが
実は「すいへぇりぃべぇぼくのふね」でおなじみの
メンデレーエフ大先生の出生地でもあります。
懐かしいですね…周期表、二度とやりたくないです。
「ばばぁがくらやみで…」とか、「べっどにもぐって…」とか
今のところ、周期表を覚えたという経験はボクの人生の中で1ミリも役に立っていない気はしますが、今後いつか覚えていて良かったと思える日が来るよう、日々精進する所存であります
まぁいいや。若いときに覚えた事ってなかなか忘れられないですよねってことです

話を元に戻しましょ

フルアルバムはこれまでに2枚リリースのみですが、ちょくちょくシングルは出してまして。
今回紹介するアルバムではないんですが、とりあえずそちらの方もかなり格好良いので

とりあえず、”FLYWHEEL”

普通にカッコいいですよね
この怒濤の展開、最高です。一発で、虜になっちゃいました

てかこのバンド、どうやらレーベル契約していないみたいです
みなさん、チャンスですよ♪

ちなみにこちらが、1st”UNREVEALED”です

プログレバンドみたいなジャケが何かおしゃれです

基本的に、1stアルバムは、それまでのシングル曲に比べ、モダンメロデスといいますか、サイバーメロデスとでも言いましょうか。ピコピコ要素が少し多くなった印象でした

Nothing to Save

でも、ロシアのメロデス特有の「ちょっと無理矢理気味の転調」(…って個人的に勝手に思っているだけです)や、聴かせるギターテクなどなどがいいんですよね

紹介するアルバムは1stから4年ぶりの2019年1月に自主リリースした2ndアルバム”Ultimacy“です。

開いた中身はこんなかんじです☆

SUNLESS RISE、2枚目リリース時のメンバーは

Vo. Иван Смирнов ( イワン スミルノフ )
Gu. Павел Михайлов ( パヴェル ミハイロフ )
Ba. Александр Беккер ( アレクサンドル ベッケル )
Dr. Алексей Маленьких ( アレクセイ マーレニキフ )
Key.Сергей Шульженко ( セルゲイ シュリジェンコ )

記事の最初と同じ画像ですみませんが…

左から、Ba. Key. Vo. Dr. Gu.です。

おそらくですが、前作までのGu.担当のАлександр Беккерが、このアルバムではベースを弾いています。
ボーカルのИван Смирновは、以前、SOLERRAIN というロシアのメロデスバンドでも1年間ボーカルをしていたようで。歌唱力は抜群です
そして、ちなみにですが、今月(2020年4月)、彼がこのバンドに加入してから4年目だそうです
ちなみにの更にちなみにで恐縮ですが、ちょうど昨日(4月18日)で30才を迎えたそうです♪

おめでとうございます。お体に気を付けて、今後も思う存分活躍してくださいませ☆


CD裏はこんな感じです
全12曲、すべて歌詞は英語です

1.The Prophecy
2.The Seeker
3.Into the Nightmare
4.Storms of Sorro
5.The Aerial Gateway
6.Lethargy
7.The Warden of Grief
8.No Forgiveness
9.The Suicide Hollow
10.The Foreshadow
11.The Clash
12.The Elixir of Doom

1. The Prophecy

1曲目から聴かせてくれます!!いいですねぇ~
冒頭部分、「あれ、もしかしてピコピコ系を全面に押し出してきたのかも…?!」と思っちゃいましたが、そんなこたぁございませんでした

ザクザクのギターリフと濁声でたたみかけてきます。いい意味で裏切られますね。
良い意味で、メタルコア界重鎮の AS I LAY DYING のようにスピード感と重みのある曲です。歌い上げ部分では、シンセと上手く絡み合ってますし、ギターの音色もいい感じです♪♪

これは進化ですね、はい
何となく流行っているからとか、とりあえず少しピコっとけばカッコいいっしょ的なものではないという事です。

まぁボクが勝手にそう思っているだけですけどね
全てのバンドが、そんな事思っているはずもないのに、ひねくれ度合いが酷いとそう考えてしまうんです

相変わらず語彙も表現力も少ないままに
進化とは真逆の方向に突っ走っているボクの妄想です
何とかしたいもんです

8曲目、No Forgiveness

初期Silverstein + Heaven Shall Burnのような感じで大好きなんです(…例えが、絶望的に下手くそですみません)が
出だしは、ほぼロシアンポップなんですよね

t.A.T.uの新曲言われても、納得しちゃいます

そういえば、t.A.T.uって今どうしてるんでしょうね…
懐かしいもんです

スニッカーズの宣伝に出ていたような、いなかったような…

Mステぶっちして。その後しばらくして新曲出して
「ご~めなっっさぁ~い」
って感情ゼロで唄っていたようないなかったような…

まぁいいいや

とりあえず彼女たち、少し前にイギリスでまたプラチナディスク達成したそうです
もう何年前の曲でしょうか…これこそホントの「遅ロシア(おそろしあ)」ですね

9曲目、The Suicide Hollowも、お気に入りです。

なんか、SpineshankやStatic-Xを思い起こしてしまう感じ(おそらく違うと思いますが)です

とりあえず、ヘヴィーな音使いなのにですね
すっきりしているというか、洗練されているというか
何度聴き直しても、新しい発見がありそうなアルバムです

多少ブラックメタル要素が強めな曲があると思っていたら、哀愁漂うエモコア的な曲だったり。メタルコアチックに激しい曲もあれば、はたまたピュアメタルのようなギターソロがひょこっと顔を出したりとですね
なんか本当に、様々なジャンルから吸収したものがこのアルバムに注ぎ込まれている気がします。

このバンドのいいとこは、てんこ盛りでぐちゃぐちゃになってしまいそうなのに、そうならず寧ろいい具合にまとまっているというか
それぞれの要素が喧嘩せず、良さが倍増しているとこなんですよね
とりあえず、クオリティーの高い、聴き応えのある一枚でした。

単に「メロデス」としてカテゴライズしてはいけないバンドのような気がしますが。今後もどうなっていくかが気になるバンドの一つですね

このバンド、2017年に来日していたのですが、残念ながら行けなかったので…いつかまた、来日してくれることを楽しみにしています♪

シンセ入っていたり、ピコピコしているのは本当に大っ嫌いで「断固拒否!!」な方はアレですけど。「何か少し抵抗あるんだよなぁ」ってくらいの方はぜひ聴いてみてください。おそらく、好きになりますよ☆

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